μRheo-NMR
本装置はブルカー社製のスタンダードボア用マグネットに用いる事ができる小型のRheo-NMR装置です。NMR装置を改造することなしに、5mmφサンプル管の中央に3mmφホウケイ酸ガラス製固定棒をセットし、通常測定同様にサンプル管を回転する事でサンプルにせん断力を与えながらNMR測定を行う事ができます。
- 従来のRheo-NMRよりもサンプル部のサイズが小さいため、少ない試料溶液で測定ができます。 極低温プローブと併用する事で高感度測定も可能です。
- 固定棒はホウケイ酸ガラス製です。タンパク質が吸着しにくいガラスでできているため、タンパク質の研究用に適しています。特注品としてクリスタルガラス、樹脂そして非磁性金属など材料の異なる固定棒の装置を製作する事も可能です。また、中空の固定ガラス棒のなかに重水などの溶液を封入したものを製作する事も可能です。
- 本体ロッド部分は容易に曲がるフレキシブル構造です。天井高を気にする事なく装置を取り付ける事ができます。

参考資料
英語原著論文
日本語総説
森本大智, 菅瀬謙治, 生体分子レオロジーNMRの開発と応用, 日本核磁気共鳴学会機関誌 10, 64-68 (2019).
森本大智, 菅瀬謙治, 高感度Rheo-NMRによるアミロイド線維化過程のその場観察, 月刊「細胞」 10月臨時増刊号, 32-36 (2019).
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■製品パンフレット (2MB)

■製品ガイド (1MB)
